導入事例
社会福祉法人永友会 特別養護老人ホーム鶴亀ながい
口から食べる楽しみの支援
クオリティを維持しつつ、4年間栄養課の離職0を支える既製品の有効活用
施設分類:特別養護老人ホーム
ベット数:60床
管理栄養士 赤坂知佳さん(左から2番目)および栄養課のみなさま
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食形態ごとの内訳
コード なし 1j 4 4 名称 経管 ゼリー食 軟菜食 普通食 対象人数 2 9 4 7 -
嚥下調整食を導入する際のポイントや流れ
【流れ】
特に主菜において、以前は“四角くカットされて何を食べているか分からないもの”だったゼリー食を何とかして変えたいと思いました。2019年5月に給食委員会で提案し、各課の協力体制のもと改革へ進みました。具体的には、魚やハンバーグの型を使用し、付け合わせの野菜で彩りを添えるよう工夫をしました。また、嚥下調整食の既製品は、見た目と美味しさから主に行事食で使用するようになりました。【きっかけ】
実際に試食をしてみると、味がはっきりとしていて驚く職員が多数おりました。「これは(入居者様が)喜んでくれるでしょう!」と看護課・介護課からの後押しがあり、既製品を導入する運びとなりました。
初めは、形や色合い的にも使いやすくアレンジしやすいことから、やさしい素材の魚・果物を使用しました。後に、やさしい素材の温野菜を型抜きしたり、バリエーション豊富な惣菜ムースで飽きのこないメニューを考えたりするようになりました。 -
どんな風に活用しているか
主に、毎月の行事食やイベントの際に使用しております。当施設では、経口摂取の約半数がゼリー食です。栄養価や見た目に配慮した行事食を、限られた人数で仕上げるために既製品を活用しております。
また、既製品を活用することで食事を介助する職員の意識も変わったように感じます。入居者様に対するお声がけがより具体的になり、会話のきっかけとなっているようです。 -
既製品を使うことのメリット
・物性が安定している
・調理作業に過度な負担をかけることなく、継続することができる
・1人分から解凍可能な商品は、急な食事形態の変更にも迅速に対応できる
・普通食の見た目に近づけることができる
・少食の入居者様にとって、少量で高栄養を確保できる -
費用について
見た目や栄養価、物性にこだわったゼリー食を一から作る調理工程や作業時間、手間等を考えると妥当と言えると思います。
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献立例
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