導入事例
三芳の森病院
認知症患者の食べるスイッチを入れる
誤嚥の軽減を目指して安定した物性の既製品介護食を活用
施設分類:病院
ベット数:240床(精神療養、認知症)
管理栄養士 松下敏子さん(前列左)および栄養課の皆様
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食形態ごとの内訳
コード なし なし 2 3 4 4 名称 経管または経鼻 補助食品 ミキサー ムース きざみとろみ きざみ 対象人数 19 15 29 28 13 67 -
嚥下調整食を導入する際のポイントや流れ
1、栄養課スタッフ内で試食・検討
2、委員会にて多職種に使用内容の説明・試食・承認
3、一部の患者様にお試しをしてもらい反応を確認
4、対象患者様の選定
5、患者様家族に食事試食会をし実際に試食・説明
6、毎食ムース食を提供する患者様の検討
7、安全性に問題ない患者様より提供開始 -
どんな風に活用しているか
毎食のムース食と、毎週水曜日のみ昼食でミキサー食からきざみ食までの150名の患者様に使用中です。
特別な行事食等の弁当にも使用しています。
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既製品を使うことのメリット
常に同じ状況の食品を使用することで患者様の誤嚥リスク軽減につながっています。
見た目にも何の食品かわかるようになり、患者様の食欲が増進しました。
また、調理時間が短縮し、安全で衛生的な食事提供ができています。
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費用について
食材費が高いと言われますが、年間を通じて同じ価格で廃棄量や水道光熱費・人件費を考えると高いとは思いません。
安定した物性の食品を使うことで患者様の誤嚥等による禁食が軽減し、診療報酬の算定にもつながります。
ご家族にも患者様の食事内容の写真とをお見せすることがあり、喜ばれています。
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献立例
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