導入事例
第一共愛の里
日々の食事を利用者様に最大限楽しんでもらいたい
利用者様や職員に見た目ややわらかさに慣れてもらうことを目的として既製品介護食を導入
施設分類:特別養護老人ホーム
ベット数:106床
管理栄養士 栗野祐衣さん(前段中央) および厨房の皆様
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食形態ごとの内訳
コード コード2 コード3 コード4 名称 ペースト食 ソフト食 極キザミ食/粗キザミ食/並食 対象人数 10 6 80 -
嚥下調整食を導入する際のポイントや流れ
商品選択時には、各部署の責任者に試食してもらい、使用を検討します。そして、実際に提供が決定し、厨房内の業務に導入する時は、まず自分でやってみます。時間内にどれだけ負担なくできるか、早くキレイに盛り付けるコツは?と試行錯誤しながら行います。まずは私自身ができるようにならなければ、現場にお願いしてやってもらうことはできないと考えています。
導入したての頃は、嚥下食の盛り付けの時間になったら現場に入って盛り付けをしていました。そのうち、その姿を見ていた調理師さん達がやり方を覚えて盛り付けてくれるようになりました。今では私は現場に入ることなく、調理師さん達が盛り付けてくれています。
行事の日は凝った盛り付けでもよいですが、普段の献立時には作る側にとっても良い献立や盛り付けを心がけています。それが継続できているポイントだと思います。また、栄養士だけで決めず調理師さんと相談しながら、できそうなことを少しずつ導入しています。
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どんな風に活用しているか
手作りの介護食は、まだ施設のレシピができておらず、固さも統一して作ることが難しい段階なので、まずは市販の介護食を導入して、利用者様や職員が見た目ややわらかさに慣れて頂き、介護食導入のきっかけにできたらと既製品を使用し始めました。
通常メニューで使うものと、行事食や変わった献立の時に、使うものは分けて(少し価格が高いものや、形あるもの)使用し、メリハリをつけて使用しています。
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既製品を使うことのメリット
慣れていない中での手作りよりも、その時の食材や水分量、調理する側のスキルに左右されることなく、固さが安定しており、安全と考えます。
見た目にこだわった商品も多く、作ることやそれぞれの型を購入して、管理するよりも手間も省け、そういう点での労力を考えると、そこまで高くないと感じます。
また、1人分から解凍が可能な商品は、人数変動にも楽に対応でき破棄も最小限で抑えられ、発注や在庫管理もしやすいところがメリットです。
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献立例
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