|コラム|行事食の雰囲気をつくる5つのポイント

行事食や特別食、いつもと違う食事は喜ばれますよね。
せっかく頑張って行事食を提供するのだから、より皆さんに楽しんでもらいたいですよね?
そのために、皆さんはどんな工夫をしていますか?

 

行事食は、その時の楽しみはもちろん、それまでに楽しみにする、どんな料理だろうとワクワクする、そんな雰囲気を作るとより、食事を楽しんでもらえるのでは?と考え、私はいつも行事やイベントの際は、下記のことを意識して取り組んでいます。

 

 

<雰囲気作り例>

1.お品書き


 

 

お膳にお品書きがあるだけで、いつもと違う雰囲気になるのはもちろん、お品書きを集める方もいらっしゃり、あとから振り返った時に、そのお品書きを見てその時の食事を思い出してもらえるのもポイント!

毎回お品書きを大切に持ち帰って、ご自分のお部屋に貼ってくれていた利用者さんや、「いつも可愛いお品書きがあるから、集めてるの」と笑顔でおっしゃられる利用者さんもいました。

 

2.ポスター掲示


 

 

1週間前くらいから宣伝のために、献立表の横にポスターを貼っています。

どういう献立だろうと興味をもってもらう、由来や意味を知るとよりその食事に興味をもったり、楽しみになったりしませんか?

3.お弁当箱や屋台など


 

 

いつもと同じ食事でも入れる容器が変わるだけで豪華に見えますよね。特にお弁当箱は、蓋を開けて、中が見えた時の嬉しさがありませんか?

屋台などを使って提供の仕方を変えるだけで特別感がでますよね。

天気がよい日は、中庭などで食事をするのもいいですね。

 

4.興味をひく献立名


 

 

名前からは料理が想像しにくいメニューでみんなの興味を集める

(例えば・・・長崎県の浦上そぼろ、広島県の煮ごめ、鳥取県のどんどろけ飯、神奈川県のサンマーメン、高知県のぐる煮、兵庫県のぼっかけと調べてみるとたくさんありますよ)

よくわからない献立名が献立表に載っていたら、話題になること間違いなし!笑

利用者さん同士、または職員との話のきっかけになるのでオススメ

変わった名前の献立にしてから、みなさんが「あれはどういう料理なの?」と聞きにきてくれたり、利用者さん同士でポスターを見ている姿をよく見かけるようになりました。

5.リクエスト献立


 

 

ご自分が食べたいといったものが提供されたら嬉しいですよね。

昔よく食べていたもの、その地域特有の料理。

利用者さんの地元の料理を聞いてみるのもコミュニケーションがとれていいですね。

 

※写真はすべて栗野先生提供


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プロフィール

社会福祉法人 共愛会

特別養護老人ホーム  共愛の里

管理栄養士 栗野先生

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